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漆黒.and
漆
×coffee
=figru
飲むたびに廃棄される
・コーヒーフィルター(filter)
・コーヒーかす(coffeer grounds)
これをどうにか使えないかと考えた末にできたコップ
『figru』
それぞれから文字を取って命名
filter , ground , urushi
漆芸技法を用いて制作
フィルターとコーヒーかす
そこに漆が合わさった質感を楽しんでいただけたらと思います
工程
下準備
上新粉を水に溶かし火にかけ「のり」を作る
コップは型になります
「のり」を剥離剤として型に塗ります
「のり」が乾いた状態
使用済みのコーヒーフィルターをちぎってミキサーにかけます
ミキサーにかけたら網の上にのばして漉きます
タオルで挟んで水分を抜きます
のりを塗ったカップに濾いたコーヒーフィルターを貼っていきます
素地完成
使用済みのコーヒーかすを火にかけ水分を飛ばします
火にかけたらミルで細かく挽き直します
蒔地(まきじ)に使います
工程を見直しました
現在は紙漉きの方法は取らず
コーヒーフィルターを適宜カットし
マスキングテープなどで成形しながら素地を作成しています
漆作業
漆を塗り準備しておいたコーヒーかすを蒔きます
(蒔地)
研いで形を整えます
素地の段差や隙間を錆(砥の粉を水で練り漆を加えたもの)で埋めます
乾いたら研いで形を整えます
素地に生漆を塗って固めます
蒔きと研ぎを三回繰り返します
全体に生漆を2〜4回塗って完成です
研いで形を整え仕上げの蒔きです
蒔いて乾いたら軽く研いで形を整えます
コップの縁にも蒔きました
三回目の研ぎが済んだら生漆で固めます
型から外します
※外すのに毎回苦労しているので改善が必要
余分なところをカットします
加飾なし
加飾(鈴粉)
完成
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